太宰治の『人間失格』で読書感想文を書く際、「なぜこの本を選んだのか」という理由を書く部分で悩む人は少なくありません。特に、漫画やアニメなど別の作品がきっかけで原作文学に興味を持った場合、正直に書いてよいのか迷うこともあります。
この記事では、『人間失格』を選んだ理由の書き方や、きっかけを自然な文章にする方法、読書感想文で評価されやすいまとめ方について解説します。
読書感想文の「本を選んだ理由」は正直に書いて問題ない
読書感想文で大切なのは、最初から文学作品に詳しかったかどうかではなく、その本を読んで何を感じ、何を考えたかです。
そのため、文豪ストレイドッグスのような漫画やアニメをきっかけに太宰治や『人間失格』に興味を持ったことは、十分に自然な読書のきっかけになります。
「有名な作品だから読んでみようと思った」という理由でも間違いではありません。ただし、それだけだと少し短く感じるため、なぜ有名なのか気になった、どんな内容なのか知りたくなった、という部分を加えると説得力が出ます。
『人間失格』を選んだ理由の具体例
例えば、以下のような書き方にすると、漫画がきっかけだったことを自然に表現できます。
「私は漫画作品を通して太宰治という人物に興味を持ち、実際の作品を読んでみたいと思ったことがきっかけで『人間失格』を選びました。名前は以前から知っていましたが、どのような考えを持ち、どのような作品を書いた人物なのか詳しく知りたいと思いました。」
このように書けば、漫画から興味を持ったことを隠さずに、文学作品へ関心が広がった流れを伝えることができます。
「有名だから読んだ」を読書感想文向けに変えるコツ
「有名だから」という理由は悪くありませんが、そのままだと受け身な印象になりやすいです。そこで、自分が何に興味を持ったのかを付け加えると文章が深くなります。
例えば、「有名な作品だから読んでみたいと思った」という文章を、「多くの人に読み継がれている理由や、現在でも評価され続ける魅力を知りたいと思った」に変えると、読書への目的が伝わります。
読書感想文では、きっかけそのものよりも、その本を読むことで自分が何を考えたのかを書くことが重要です。
『人間失格』の感想文で書きやすいポイント
『人間失格』は、主人公である大庭葉蔵の生き方や、人との関わり方、自分自身への苦悩が描かれた作品です。そのため、自分自身の経験や考えと結びつけて感想を書くことができます。
例えば、「人に嫌われないように振る舞うことと、本当の自分を表現することの難しさについて考えた」「周囲に合わせることだけが良いことなのか疑問を持った」といった視点があります。
また、主人公の考え方すべてに共感する必要はありません。「理解できない部分があった」「違う考え方だと思った」という感想も、作品を深く読んだ結果として大切な意見になります。
漫画やアニメがきっかけでも文学への入り口になる
現在では、漫画やアニメ、映画などをきっかけに昔の文学作品へ興味を持つ人も多くいます。最初の入り口が何であっても、実際に本を読み、自分の考えを持つことに価値があります。
むしろ、興味を持ったきっかけがはっきりしていることは、読書感想文を書く上で強みになります。なぜ興味を持ったのか、読む前と読んだ後で何が変わったのかを書くことで、オリジナリティのある感想になります。
「漫画がきっかけだった」という事実を無理に隠す必要はなく、それを文学作品への興味につながった出来事として書くことがおすすめです。
まとめ|『人間失格』を選んだ理由は自分のきっかけを大切に書こう
『人間失格』の読書感想文で選んだ理由を書く場合、文豪ストレイドッグスなどの作品がきっかけでも問題ありません。
「有名だから読んだ」という理由も、そこから「なぜ有名なのか知りたい」「太宰治についてもっと知りたい」と興味が広がった流れを書けば、十分に説得力のある文章になります。
読書感想文で大切なのは、立派な理由を作ることではなく、自分がその本と出会ったきっかけや、読んで感じたことを自分の言葉で表現することです。


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