GANMA!で読んだ「哲学的ゾンビのようなクラスメイト」の漫画は?『侵略アールピージー』が最有力

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以前GANMA!で読んだ漫画のタイトルを思い出したいとき、「男子生徒が主人公」「学校のクラスメイトがおかしくなる」「人間なのに中身が失われたような、哲学的ゾンビを連想させる状態になる」「女子生徒と一緒に異変へ立ち向かう」といった記憶が残っているなら、最初に確認したい作品があります。

その条件から最有力候補と考えられるのが、岩田ナヲヤ『侵略アールピージー』です。実際にGANMA!で2018年から掲載された作品で、男子主人公・トールの日常がゲームに侵食され、クラスメイトが同じ言葉しか話さなくなるという、まさにNPCあるいは哲学的ゾンビを連想させる展開があります。

ただし、「主人公が教室に入った直後にクラスメイトから襲われ、女子生徒に助けられる」という細部については公式あらすじと完全には一致しません。昔読んだ漫画の記憶では複数の場面が一つにつながることもあるため、ここでは『侵略アールピージー』の内容と記憶を照合しながら、ほかのGANMA!作品との違いも整理します。

最有力候補は岩田ナヲヤ『侵略アールピージー』

『侵略アールピージー』は岩田ナヲヤによるGANMA!オリジナル漫画です。GANMA!公式ページでは、2018年3月21日に第1話「侵略開始」が配信され、全139話で完結した作品として掲載されています。[参照]

公式の作品紹介には、「公園に湧くモンスター、同じことしか話さなくなるクラスメイト」という非常に特徴的な説明があります。普通に学校生活を送っていた人間が、突然ゲームのNPCのように決まった行動しか取らなくなるため、「哲学的ゾンビの話だった気がする」という記憶ともかなり近い内容です。

哲学的ゾンビとは、外見や行動は人間と区別できないものの、主観的な意識や感覚を持たない存在を仮定する哲学上の思考実験です。『侵略アールピージー』で起こる現象は哲学的ゾンビそのものを学術的に描いた作品というより、人間がゲーム内のNPCのようになってしまう恐怖を描いたものなので、読後に「哲学的ゾンビっぽい話」と記憶していても不思議ではありません。

主人公はゲーマーの少年・トール

主人公は、他人と距離を置いて生活しているゲーマーの少年・トールです。GANMA!関連の公式作品紹介では、引っ込み思案でゲーマーのトールが、幼なじみのアイコと帰る途中、日常が突然ゲームに侵食され始める物語として説明されています。

この「男子主人公+学校+女子生徒」という組み合わせは、探している作品の記憶とよく一致します。トールに普通に接してくれる重要人物として、幼なじみのアイコが登場します。

「同じ学校の女子生徒が主人公を助け、そこから物語が進んでいった」という記憶については、アイコとの関係が混ざっている可能性があります。『侵略アールピージー』ではトール一人だけで物語が進むのではなく、アイコをはじめとした人物との関係を通して異変の正体へ近づいていきます。

「クラスメイトがおかしくなる」という記憶が大きな手掛かり

この作品を特定するうえで特に強い手掛かりになるのが、クラスメイトが突然普通ではなくなるという部分です。GANMA!公式ページでも、この要素が作品紹介の冒頭に使われています。

異変が起きると、いつもの日常にゲームのルールが入り込みます。公園にはモンスターが現れ、クラスメイトは同じことしか話さなくなり、現実世界で生きていたはずの人たちがゲームキャラクターのように変化していきます。

たとえばRPGで町の住民へ何度話しかけても同じセリフしか返ってこないことがあります。それが自分の友人やクラスメイトに突然起きたと考えると、かなり不気味です。外見は友達のままなのに、人間らしい自由な反応がなくなっているため、「哲学的ゾンビ」という印象と結び付きやすい設定です。

『侵略アールピージー』は本当にGANMA!掲載作品

掲載媒体についての記憶も一致しています。『侵略アールピージー』はGANMA!公式サイトに現在も作品ページがあり、GANMA!オリジナル作品を示す「G!オリジナル」として掲載されています。[参照]

第1話は「侵略開始」、第2話は「勇者と呼ばれる男」、第3話は「ゲームクリアの条件」と続きます。全139話が掲載された長期連載で、すでに完結しています。

また電子書籍版も刊行されており、コミックシーモアの商品紹介でも「公園に沸くモンスター、同じことしか話さなくなるクラスメイト。突如、いつもの帰り道がゲームに侵食されていく」と紹介されています。[参照]

「哲学的ゾンビ」という言葉そのものが出てくる作品ではない点に注意

記憶を照合するときに注意したいのは、『侵略アールピージー』が哲学的ゾンビを哲学テーマとして解説する漫画ではないという点です。作品の中心設定は「現実世界がRPGに侵略される」ことです。

そのため、「作品内で哲学的ゾンビという専門用語を実際に使っていた」とはっきり覚えているのであれば、別作品である可能性も残ります。一方、「今思い返すと、あれは哲学的ゾンビみたいな話だった」という記憶なら、『侵略アールピージー』との一致度はかなり高くなります。

特に同じセリフしか言わなくなった人間=NPC化した人間という発想は、心が存在するのかどうかという哲学的ゾンビのイメージと非常に結び付きやすいものです。

記憶と少し違う部分もある

一方で、思い出している場面のすべてが『侵略アールピージー』の公式あらすじと一致するわけではありません。「主人公が教室に入った瞬間、クラスメイトが襲ってくる」という展開は、公開されている公式の基本あらすじでは確認できません。

『侵略アールピージー』の公式説明では、トールとアイコの「いつもの帰り道」がゲームに侵食され始めることが物語の導入として紹介されています。その後、学校やクラスメイトにも異変が及んでいきます。

昔読んだ漫画では、第1話と数話後の出来事が記憶の中で一つの場面になっていることがあります。そのため、「教室」「異変を起こしたクラスメイト」「アイコ」「ゲーム化した世界」といった複数の印象が、時間が経つうちに一続きの場面として記憶されている可能性があります。

別候補の『黒羊の歩み』とは少し違う

GANMA!には、学校で突然周囲の様子がおかしくなる作品として瑞生そら『黒羊の歩み』もあります。2020年からGANMA!で連載され、全37話で完結したホラー・サスペンス作品です。[参照]

こちらは転校初日、主人公が窓の外に「恐ろしいもの」を目撃した瞬間、教室が異様な空気に包まれるという導入です。この「教室にいる周囲の様子がおかしくなる」という点は記憶に近く見えます。

しかし『黒羊の歩み』の主人公・大月朝陽は中学2年生の少女です。コミックナタリーによる連載開始時の記事でも、主人公は少女と明記されています。[参照]

そのため、「主人公は確実に男子だった」という記憶が正しければ、『黒羊の歩み』より『侵略アールピージー』のほうが条件に合います。

『ゾンビのむくろ』とも内容は異なる

GANMA!にはタイトルに直接「ゾンビ」が入っている『ゾンビのむくろ』という作品もあります。しかし、探している漫画とは内容が大きく異なります。

『ゾンビのむくろ』は、じゅんたによる4コマ漫画で、ゾンビの女の子・むくろと人間の友達・るりの日常を描いたハートフルコメディです。GANMA!公式でも「ちょっぴり悲しいほのぼの日常ライフ」と紹介されています。[参照]

学校でクラスメイトが突然異常化し、男子主人公が事件へ巻き込まれるタイプのサスペンスではないため、タイトルに「ゾンビ」があるものの候補からは外してよいでしょう。

『下校時刻の哲学的ゾンビ』という有名な短編漫画もある

「哲学的ゾンビ」という記憶だけから検索すると、ダ・ヴィンチ・恐山による短編漫画『下校時刻の哲学的ゾンビ』が頻繁に見つかります。2015年にオモコロで公開された作品で、現在も公式ページから読むことができます。[参照]

こちらは哲学的ゾンビそのものをテーマにした非常に印象的な漫画ですが、GANMA!連載作品ではなく、探している物語の導入とも異なります。主人公と友人は女子生徒で、男子主人公が異変を起こしたクラスメイトと戦う長編作品ではありません。

したがって、「哲学的ゾンビ」で検索してこの作品ばかり表示され、「自分が探している作品が出てこない」という場合もあり得ます。検索する際には「哲学的ゾンビ」ではなく「GANMA クラスメイト 同じことしか話さない」などで探すと『侵略アールピージー』へたどり着きやすくなります。

候補作品を条件別に比較

記憶と照らし合わせると、候補作品の違いは次のように整理できます。

記憶している特徴 侵略アールピージー 黒羊の歩み 下校時刻の哲学的ゾンビ
GANMA!掲載 一致 一致 不一致
主人公が男子 一致 不一致 不一致
学校・クラスメイトが重要 一致 一致 学校が舞台
クラスメイトがおかしくなる 一致 一部一致 性質が異なる
哲学的ゾンビを連想する NPC化という意味で近い やや異なる 直接のテーマ
女子生徒が重要人物 アイコが登場 主人公自身が女子 女子2人が中心
長編漫画 全139話 全37話 短編

この比較では、GANMA!・男子主人公・クラスメイトの異常・女子生徒との行動という複数の条件を同時に満たす『侵略アールピージー』が最も有力です。

作品を確認するなら第1話「侵略開始」を見るのが早い

タイトルだけでは確信できない場合、GANMA!公式ページにある『侵略アールピージー』第1話「侵略開始」を確認するのが最も早い方法です。キャラクターの顔や絵柄は文章より記憶に残りやすいため、数ページ見るだけでも「これだ」と思い出せる可能性があります。[参照]

特に主人公トールとアイコの外見を見て記憶と一致するか、世界がゲーム化していく描写に見覚えがあるかを確認するとよいでしょう。

もし「ゲーム」「RPG」「NPC」という要素にまったく見覚えがない場合には、別作品である可能性が高くなります。その場合は、読んだおおよその年代、絵柄、主人公と女子生徒の髪型、敵が人間だったのか怪物だったのかなどを手掛かりに候補を絞ることができます。

まとめ:探しているGANMA!漫画は『侵略アールピージー』が最有力

「GANMA!で読んだ」「男子が主人公」「学校のクラスメイトが突然おかしくなる」「哲学的ゾンビのような状態になる」「女子生徒が主人公と行動する」という記憶から探すと、最有力候補は岩田ナヲヤ『侵略アールピージー』です。

同作では、ゲーマーの少年トールの日常が突然RPGに侵食され、公園にはモンスターが出現し、クラスメイトは同じセリフしか話さないNPCのような存在になっていきます。GANMA!で2018年3月から連載され、全139話で完結した作品であることも公式サイトから確認できます。

「教室に入った直後に襲われ、女子生徒に助けられた」という細かな記憶については公式の基本あらすじと完全一致しないため、断定には少し注意が必要です。ただし、GANMA!作品であること、男子主人公、学校、異常になったクラスメイト、NPCのように自律性を失う人間という特徴を総合すると、まず『侵略アールピージー』の第1話を確認する価値が最も高いでしょう。

なお、「哲学的ゾンビ」という言葉そのものを扱った漫画としては『下校時刻の哲学的ゾンビ』がありますが、こちらはGANMA!作品でも男子主人公の長編でもありません。記憶の「哲学的ゾンビ」が作品名ではなく、人々がNPC化していく状態を表したものなら、『侵略アールピージー』との一致度はさらに高くなります。

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