重松清『きみの友だち』「一緒にいなくても寂しくない相手」の一文は何ページ?新潮文庫版の掲載位置を確認

小説

重松清さんの小説『きみの友だち』には、友だちとは何かを考えさせる印象的な言葉が数多く登場します。その中でもよく引用されるのが、恵美の「わたしは、一緒にいなくても寂しくない相手のこと、友だちって思うけど」という言葉です。

この一文のページを確認する場合に注意したいのが、『きみの友だち』には2005年刊行の単行本版と2008年刊行の新潮文庫版、さらに電子書籍版があり、版によってページ番号が異なることです。

2008年の新潮文庫版(ISBN 978-4-10-134922-0)では、この一文は212ページとする引用資料を確認できます。一方、単行本版などでは同じ212ページとは限らないため、手元の本のISBNを確認してから探すのが確実です。

新潮文庫版では212ページと確認できる

2008年刊行の新潮文庫版『きみの友だち』について、この一文を「重松清(2008)『きみの友だち』新潮文庫 p.212」として出典を明記して引用している資料があります。[掲載ページを明記した引用例]

したがって、一般に現在入手しやすい新潮文庫版を持っている場合は、まず212ページ付近を確認すると見つけられる可能性が高いでしょう。

この言葉を話しているのは、作品全体を通じて重要な存在となる和泉恵美です。病気がちな由香との関係を通して語られる言葉で、作品の「友だち」というテーマを象徴する一節として多くの読者に引用されています。

確認すべき新潮文庫版のISBNは978-4-10-134922-0

新潮社公式サイトによると、新潮文庫版『きみの友だち』は2008年6月30日発売で、ISBNは978-4-10-134922-0です。現在の新潮社の商品情報では448ページの文庫として案内されています。[新潮社公式・新潮文庫版]

一方、国立国会図書館に登録されている2008年刊行資料では436ページと記録されています。[国立国会図書館サーチ]

同じISBNの書籍でも、書誌データに表記される総ページ数の数え方や後年の版の情報などに差が見られる場合があります。そのため、学校のレポートなどで厳密なページ番号を書く場合には、実際に自分が使用した本の212ページを開いて本文を確認することをおすすめします。

単行本版ではページ番号が変わる

『きみの友だち』は、文庫化される前の2005年10月に四六判の単行本として新潮社から刊行されています。こちらのISBNは978-4-10-407506-5で、新潮社公式では320ページとされています。[新潮社公式・単行本版]

文庫版は小型の判型となり、文字の組み方や1ページ当たりの文字数も単行本とは異なります。そのため、文庫版の212ページという情報を単行本へそのまま当てはめることはできません。

例えば図書館で借りた本が2005年刊行の大きな単行本だった場合、「212ページを見ても言葉がない」ということがあり得ます。これは文章が削除されたという意味ではなく、版によってページ割りが違うためです。

電子書籍でも紙の212ページとは一致しないことがある

『きみの友だち』には新潮社公式の電子書籍版もあり、2013年10月4日から配信されています。電子版も紙の新潮文庫版と同じISBNを基にした作品ですが、電子書籍では端末の文字サイズや表示方法によって位置表示が変わることがあります。[新潮社電子書籍]

そのためKindleなどで読んでいる場合、「212ページへ移動」という探し方ができなかったり、紙のページ番号と表示位置が一致しなかったりすることがあります。

電子書籍なら、検索機能が利用できる場合は「一緒にいなくても寂しくない」など一部分を検索するほうが早く見つけられます。

この一文は本当に『きみの友だち』にある?

この言葉はインターネット上でしばしば重松清さんの名言として紹介されますが、作品との対応も確認できます。複数の書評で『きみの友だち』本文の言葉として紹介されており、登場人物は和泉恵美とされています。[作品の名言紹介]

また、読者レビューでも同じ一節が『きみの友だち』の印象的な言葉として取り上げられています。[読者レビュー]

したがって、SNSなどで作者不明の言葉が誤って重松清さんの文章として拡散されたケースではなく、『きみの友だち』に登場する台詞として確認できるものです。

誰の台詞なのかも覚えておくと探しやすい

この一文を言うのは和泉恵美です。恵美は交通事故をきっかけに足が不自由になり、松葉杖を使って生活しています。そして病気がちな由香との関係が、物語全体の重要な軸になっています。

恵美にとって友だちは、いつも同じ場所にいて、何でも一緒にする相手というだけではありません。由香が学校を休んでいるときにも、その関係は変わらないという恵美の考え方が、この台詞に表れています。

そのため単独の「名言」として読むだけでなく、恵美と由香の関係を知ったうえで読むと、作品後半でこの言葉が持つ意味がさらに深く感じられます。

レポートや読書感想文で引用するときの書き方

学校のレポートや読書感想文などでこの文章を引用する場合、ページ番号だけでなく、自分が読んだ版を明記するとより正確です。

例えば手元の本が2008年の新潮文庫版で、実際に212ページで確認できた場合には、参考文献を「重松清『きみの友だち』新潮文庫、新潮社、2008年、212頁」のように記載できます。学校から指定された引用形式がある場合は、そのルールを優先してください。

インターネット上で「212ページ」と見つけただけでページ番号を書くのではなく、必ず手元の本でも一度確認するのが理想です。増刷・版・電子版などの違いによるページ位置のズレを避けられます。

ページが見つからないときの確認方法

212ページを開いても見当たらない場合は、まず奥付や裏表紙を見てISBNを確認します。978-4-10-134922-0なら新潮文庫版、978-4-10-407506-5なら2005年の単行本版です。

版 ISBN 掲載ページの目安
新潮文庫版 978-4-10-134922-0 212ページとの引用例あり
2005年単行本版 978-4-10-407506-5 文庫版とはページが異なる
電子書籍版 端末・アプリによる 検索機能で文章を探すのが確実

文庫版なのに212ページで見つからない場合は、前後数ページも確認してみてください。また、引用するときの句読点や「友達/友だち」などの表記をインターネット上の転載文ではなく、手元の本文そのものと照合することも大切です。

まとめ:新潮文庫版なら212ページが目安

重松清さんの『きみの友だち』に登場する「わたしは、一緒にいなくても寂しくない相手のこと、友だちって思うけど」という一文は、作品中で和泉恵美が語る印象的な台詞です。

2008年刊行の新潮文庫版(ISBN 978-4-10-134922-0)については、この一文を212ページとして出典表記している資料を確認できます。そのため、新潮文庫版を持っている場合は212ページ付近を確認するのがよいでしょう。

ただし、『きみの友だち』には2005年の単行本版や電子書籍版もあり、ページ番号は版によって変わります。特に単行本を持っている場合、「212ページ」という数字をそのまま使うことはできません。

レポートや読書感想文で正確に引用する場合は、手元の本のISBNを確認し、実際の本文でページ番号と文章を照合してから記載するのが最も確実です。

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