『悪役のエンディングは死のみ』ヴィンターの最後はどうなる?原作小説の結末・ペネロペとの関係をネタバレ解説

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韓国発の人気ロマンスファンタジー『悪役のエンディングは死のみ』には、皇太子カリスト、イクリス、デリック、レナルドなど複数の攻略対象が登場します。その中でも、白ウサギの仮面を使う魔術師ヴィンター・ベルダンディは、物語の核心である魔術師とレイラの因縁に深く関係する重要人物です。

コミカライズを読んでいると、ヴィンターは最終的に死んでしまうのか、ペネロペへの恋はどうなるのか、その後も魔術師として生きていくのかが気になるところです。原作小説ではヴィンターは死亡せず、最終決戦後も生存します。ただし、ペネロペとは恋人にならず、彼女が選ぶ相手はカリストです。

さらに外伝・特別外伝では、ヴィンターがその後も登場し、以前より穏やかな人物へ変化していることや、ペネロペとカリストの娘とも関わっていることが描かれます。ここからは原作小説の重大なネタバレを含め、ヴィンターの結末を順番に整理します。

結論:ヴィンターは最後まで生き残る

最も気になる結末から整理すると、ヴィンター・ベルダンディは原作小説の本編で死亡しません。レイラとの戦いを経たあとも生存し、外伝や特別外伝にも登場します。

原作小説は韓国で本編4巻と外伝を含む構成で完結しており、韓国版外伝についてはD&C BOOKSから刊行されています。韓国のYES24の商品ページでも、第5巻が外伝にあたり、本編終了後の物語が収録されていることを確認できます。[参照]

また、外伝単独の電子書籍も刊行されており、作品紹介には本編の「エンディングのその後」を描く内容であることが明記されています。[参照]

ヴィンターはペネロペと結ばれるのか

ヴィンターはペネロペに好意を抱く攻略対象の一人ですが、最終的にペネロペと恋人になることはありません。物語を最後まで進めたペネロペが愛する相手として選ぶのは、皇太子カリスト・レグルスです。

本編終盤でゲームのシステムが終了したあとも、ペネロペは元の世界へ戻る道ではなく、この世界に残ることを選びます。そしてカリストとの関係を続け、その後の外伝では二人の未来が描かれていきます。

一方のヴィンターは、自分の気持ちを抱えながらも、最終的にはペネロペの選択とカリストへの愛情を受け入れます。そのため、ヴィンターの結末は失恋ではあるものの、恋に破れて破滅するような悲劇的エンドではありません。

ヴィンターとペネロペの関係がうまくいかなかった理由

ヴィンターは一見すると、攻略対象の中でも比較的穏やかで常識的な人物です。子どもたちや迫害されている魔術師を守ろうとしており、白ウサギとして正体を隠しながら人助けもしています。

しかしヴィンターには、他人を完全には信用できず、「正しい目的のためなら相手を試してもよい」と考えてしまう弱点があります。特にレイラの存在を警戒してきたため疑い深くなっており、その警戒心がペネロペとの関係にも影響しました。

代表的なのが、ペネロペの正体や意図を疑い、危険を伴う状況の中で彼女を試す行動です。ヴィンターには子どもや魔術師を守るという正当な目的がありますが、ペネロペから見れば「自分を信頼してくれない人物」に映ります。その積み重ねが、二人の間に決定的な距離を作っていきます。

ヴィンターがイヴォンを信じてしまったことも大きな転換点

ヴィンターの物語で重要なのが、本物の公女イヴォンと、彼女の肉体を利用するレイラの存在です。もともとのゲーム展開では、ヴィンターが行方不明になっていたイヴォンを見つけ、公爵家へ連れてくる人物でした。

ところが、物語でペネロペたちの前に現れるイヴォンには、古代から魔術師たちと敵対してきた存在「レイラ」が深く関係しています。ヴィンターは長い間イヴォンを疑わず、むしろペネロペのほうを警戒してしまいます。

やがて真相を知ったヴィンターは、自分が信じる相手を間違えていたことに気づきます。さらに過去の時間軸に関する記憶も重要になり、自分の判断がペネロペを傷つけ、最悪の未来へつながっていたことを理解して後悔することになります。

実はヴィンターは世界を救うために何度も時間を巻き戻していた

ヴィンターを理解するうえで非常に重要なのが、ゲーム世界で繰り返されてきた時間のループです。原作では、レイラ側が勝利して世界が破滅する未来に対抗するため、ヴィンターが禁じられた魔術を使い、時間を巻き戻していたことが明かされます。

つまり、ペネロペが入り込んだ世界は単純に一度だけ進行しているゲームではありません。レイラに敗北するたび、ヴィンターの魔法によって世界は再びやり直されていました。

この設定を知ると、ヴィンターがなぜ極端なほど慎重で、人を簡単に信用しなくなっていたのかも理解しやすくなります。彼は何度も世界が滅びる結末と向き合い、魔術師を守る責任を背負っていたためです。ただし、その事情があったとしてもペネロペを傷つけた行動まで正当化されるわけではなく、そこがヴィンターという人物の複雑な部分です。

ヴィンターは最終決戦でどうなる?

物語終盤では、レイラとの対立が単なるペネロペ個人の死亡回避ゲームではなく、帝国全体を巻き込む戦いへ発展します。ペネロペ、カリスト、ヴィンターたちは、それぞれの立場からレイラ側に対抗していきます。

最終的にペネロペがレイラとの決着をつけたことで、ヴィンターが長年背負ってきた魔術師たちの宿敵との戦いにも大きな区切りがつきます。ヴィンター自身もこの戦いを生き延びます。

ここで重要なのは、ヴィンターの物語が「ヒロインを手に入れること」で救われるのではない点です。彼にとって大きな救いになるのは、長年恐れていたレイラの脅威から解放され、魔術師たちが以前より安全に暮らせる未来が開かれることです。

外伝のヴィンターは以前より明るくなっている

本編後を描く外伝では、ヴィンターにも明確な変化が見られます。レイラの脅威がなくなったことで、それまで常に周囲を疑い、最悪の事態を警戒していたヴィンターは、以前より精神的に余裕を持つようになります。

ペネロペとの関係も完全に断絶するわけではありません。恋人にはなりませんが、お互いの過去を抱えながら別の形で関係を続けています。ヴィンターはペネロペの拒絶を受け入れ、カリストを選んだことについても尊重するようになります。

ファン資料で整理されている外伝情報でも、ヴィンターはレイラ撃破後に以前より穏やかで冗談を言える人物になり、ペネロペとカリストの関係を受け入れていることがまとめられています。[参照]

カリストも魔術師たちの待遇改善に動く

ヴィンターにとって本編後の世界が救いになるもう一つの理由が、カリストの存在です。ヴィンターが守ろうとしてきた魔術師たちは、帝国内で差別や迫害を受けてきました。

外伝では、カリスト側も魔術師たちの扱いを改善していく方向へ進みます。そのためヴィンターは、正体を隠しながら孤独にすべてを背負い続ける必要が薄れていきます。

ヴィンターがカリストを単なる恋敵として敵視し続けるのではなく、ペネロペの相手として認めていく背景には、こうした未来への変化もあります。恋愛面ではカリストに敗れますが、ヴィンター自身が守りたかったものは救われていくという結末です。

さらに後の特別外伝ではカリストとペネロペの娘とも関わる

ヴィンターがその後もしっかり生きていることが分かるのが、さらに未来を描いた特別外伝です。ペネロペとカリストの間には娘ジュディスが誕生します。

そしてジュディスは魔法の力を持っており、ヴィンターが彼女に魔法を教える立場になります。ジュディスの魔力は非常に強く、ヴィンター自身が驚くほどの才能を持つ人物として描かれています。

原作特別外伝を出典として整理されたキャラクター情報でも、ヴィンターがジュディスの魔術の師であることが確認できます。[参照]

これはヴィンター好きにとって比較的救いのある後日談でしょう。ペネロペとは結ばれなかったものの、完全に彼女の人生から消えるわけではなく、その家族ともつながりを持ちながら生きています。

ヴィンターは別の女性と結婚する?

ヴィンターがペネロペ以外の女性と結婚し、別の恋愛エンドを迎えるという明確な展開は、少なくとも原作の主要な結末として描かれていません。そのため、「ペネロペには振られたが、最後に別ヒロインと結婚する」というタイプの処理ではありません。

ヴィンターの後日談で重視されているのは恋愛の代替相手ではなく、彼自身の精神的な解放、魔術師たちの未来、そしてペネロペたちとの関係の変化です。

その意味で、ヴィンターのエンディングは恋愛作品として見ると少し切ないものの、人物としてはかなり救われています。長い間背負っていた恐怖と使命から解放され、以前より穏やかに生きられるようになるからです。

ヴィンターの結末を簡単に整理

気になる点 原作小説での結末
ヴィンターは死亡する? 死亡しない。外伝・特別外伝にも登場
ペネロペと結ばれる? 結ばれない
ペネロペの最終的な相手 カリスト
ヴィンターはペネロペを恨む? 最終的には彼女の選択を受け入れる
レイラとの戦い 決着し、長年の脅威から解放される
本編後 以前より穏やかになり、魔術師として生き続ける
さらに未来では? ペネロペとカリストの娘ジュディスに魔法を教える

こうして並べると、ヴィンターは攻略対象としてはペネロペを獲得できなかったものの、決して「死亡する不幸エンド」ではないことが分かります。

なぜヴィンターではなくカリストだったのか

ヴィンターとカリストの違いを考えると、ペネロペが最終的にカリストを選ぶ理由も見えやすくなります。ヴィンターは善良な目的を持っていますが、疑い深さからペネロペを試し、「本当に信用してよい人物なのか」を確認しようとします。

対してカリストは危険で攻撃的な人物として登場するものの、関係が深まったあとはペネロペ本人の意思を重視し、彼女が危機に陥った際には非常に直接的に行動します。この違いは、何度も周囲から疑われてきたペネロペにとって大きな意味を持ちます。

ヴィンターはペネロペを大切に思いながらも「疑ってから信じる」人物でした。一方、カリストとの関係では互いに危険な部分まで見せたうえで信頼が築かれていきます。そのため物語全体を通して見ると、最終的な恋愛相手がカリストになることには人物関係上の積み重ねがあります。

漫画版と原作小説では進行状況が違うので注意

『悪役のエンディングは死のみ』はGwon Gyeoeul(권겨을)による韓国Web小説が原作で、その後SUOLによってコミカライズされています。英語圏では『Villains Are Destined to Die』として小説版・コミック版が展開されています。Yen Pressの公式ページでも原作小説版を確認できます。[参照]

原作小説はすでに本編だけでなく外伝・特別外伝まで存在するため、コミカライズを追っている場合には、まだ描かれていない未来の情報が数多くあります。

そのためヴィンターについて検索した際、「今後どうなるか」の情報と「漫画の現在地点」の情報が混在しやすくなっています。結末を知りたい場合には、漫画版の最新話ではなく原作小説および外伝の情報を基準に確認する必要があります。

まとめ:ヴィンターは死なず、失恋後も魔術師として未来を生きる

『悪役のエンディングは死のみ』の原作小説で、ヴィンター・ベルダンディは最後に死亡しません。レイラとの最終的な戦いを生き延び、本編終了後の外伝にも登場します。

恋愛面ではペネロペと結ばれず、ペネロペが選ぶのはカリストです。しかしヴィンターは彼女を恨んだり破滅したりするのではなく、自分の過去や判断を受け止め、ペネロペの選択を尊重できる人物へ変化します。

さらに、レイラという長年の脅威がなくなり、魔術師たちを取り巻く環境にも変化が生まれたことで、ヴィンター自身も以前より明るく穏やかになります。そして特別外伝の未来では、ペネロペとカリストの娘ジュディスに魔法を教える師としても登場します。

つまりヴィンターの最終的な結末は、「ペネロペとの恋は実らなかったものの、生き残って使命から解放され、新しい未来へ進んでいく」というものです。攻略対象としてのハッピーエンドではありませんが、ヴィンター本人の人生という視点で見れば、きちんと救いのあるエンディングになっています。

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