720万円の株が20年間で配当4800万円?高配当株投資で起こる可能性と注意点を解説

全般

株式投資の雑誌などで「数十年前に購入した株が、配当金だけで投資額を大きく超えた」という事例を目にすることがあります。例えば、720万円で購入した株から毎年240万円の配当金を受け取り、20年以上で合計4800万円になるという話は、本当に起こり得るのでしょうか。

この記事では、高配当株で投資元本を大きく上回る配当収入を得る仕組みや、そのような銘柄がどのような特徴を持つのか、注意すべき点について詳しく解説します。

株式投資で配当金が購入額を超えることはある

結論から言うと、購入時の投資額を配当金だけで大きく上回るケースは実際に存在します。特に、長期間保有した優良企業の株式では、配当金の積み重ねによって元本を回収し、その後も利益を受け取り続けることがあります。

例えば、720万円で購入した株から年間240万円の配当金を受け取れる場合、単純計算では3年間で購入額を回収できます。その後20年間保有すれば、配当金だけで4800万円という計算になります。

ただし、このような結果はすべての株で起こるわけではなく、企業の成長や株価上昇、増配などが長期間続いた場合に限られます。

高額配当を生む株にはどのような特徴があるのか

長期間にわたって大きな配当を出し続ける企業には、安定した利益を生み出す事業基盤があります。

代表的な特徴としては、景気変動に左右されにくい事業を持っていること、長年利益を積み上げていること、株主還元に積極的な企業であることなどが挙げられます。

例えば、購入当時は1株あたりの配当金が少なかった企業でも、業績成長によって何度も増配を行えば、購入価格に対する配当利回りは非常に高くなります。

購入時の配当利回りと現在の配当利回りは違う

高配当株の話で重要なのが、「購入時の利回り」と「現在の株価に対する利回り」は別物だという点です。

例えば、1株100円の配当金を出す株を1000円で購入した場合、購入時の配当利回りは10%です。しかし、その株が成長して株価5000円になった場合、現在購入する人から見ると配当利回りは2%になります。

昔から保有している投資家だけが高い利回りを享受できることがあり、これが長期投資の大きな魅力の一つです。

実際に20年以上高配当を続ける企業は存在する

世界には、数十年にわたって配当を維持または増加させてきた企業があります。日本でも、安定した利益を背景に長期間配当を続けている企業は存在します。

ただし、年間配当240万円という金額を得るには、多くの場合かなりの株数を保有している必要があります。4万株という保有数も、企業によっては大きな投資資金が必要になります。

例えば、1株あたり60円の配当なら4万株で年間240万円になります。この場合、購入価格720万円という条件から考えると、購入当時の株価や株式分割などの背景を確認する必要があります。

高配当株投資で注意したいポイント

魅力的に見える高配当株ですが、将来も同じ配当が続く保証はありません。企業業績が悪化すれば減配や無配になる可能性もあります。

また、過去に大きな利益を得た事例を見る場合は、「結果的に成功した例」であることにも注意が必要です。すべての投資家が同じ結果を得られるわけではありません。

投資を検討する場合は、配当利回りだけを見るのではなく、企業の財務状況、利益の安定性、配当方針などを確認することが大切です。

まとめ|720万円の株で配当4800万円は理論上あり得るが例外的な成功例

720万円で購入した株から20年以上にわたり年間240万円の配当を受け取り、合計4800万円になるというケースは、仕組みとしては十分に起こり得ます。

特に、成長企業や長期間増配を続けた優良企業を早い段階で購入し、長期保有した投資家では、投資額を大きく超える配当利益を得ることがあります。

一方で、そのような銘柄を事前に見つけることは簡単ではありません。高配当株投資では、過去の成功例だけで判断せず、企業の成長性やリスクを確認しながら長期的な視点で考えることが重要です。

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