『このすば』二次創作のおすすめ作品まとめ|カズマらしさ・原作再現度・IF・クロスオーバー別に厳選

ライトノベル

『この素晴らしい世界に祝福を!』は、カズマ、アクア、めぐみん、ダクネスを中心としたキャラクター同士の掛け合いが魅力だけに、二次創作との相性が非常に良い作品です。小説投稿サイトには原作沿いのIF、魔王討伐後、カップリング、別作品とのクロスオーバーなど数多くの作品が投稿されています。

その一方、作品数が多いため、原作のようなテンポの良い会話や「カズマらしさ」を楽しめる作品を探そうとすると意外に難しいのも事実です。特に『この素晴らしい世界に爆焔を! カズマのターン』のような、設定を大きく変えながらもカズマの性格やコメディの空気を残した作品が好きなら、単純な人気順だけで探すより作品のタイプから選んだほうが好みに当たりやすくなります。

この記事では、ハーメルンなどで公開されている『このすば』二次創作の中から、実際の掲載情報、評価・お気に入り数、作品内容などを確認したうえで、読み応えのある作品をジャンル別に紹介します。なお二次創作は更新・公開停止・改稿などが行われる場合があるため、話数や評価などの数値は確認時点のものとして参考にしてください。

まず読んでおきたい『この素晴らしい世界に爆焔を! カズマのターン』

『この素晴らしい世界に爆焔を! カズマのターン』は、ふじっぺ氏によるハーメルンの二次創作です。カズマが本来の時代・場所へ転生するのではなく、転送時の不具合によって16年前の紅魔族として生まれるという大胆なIF設定になっています。[参照:ハーメルン]

大きく世界線を変更しているにもかかわらず、この作品が支持されている理由の一つがカズマのキャラクターです。紅魔族として育ったことで原作とは能力や人間関係が変化しますが、打算的で機転が利き、時にはゲスいのに肝心なところでは活躍するというカズマらしい魅力が残っています。

さらに、ゆんゆんの兄という原作にはない立場から紅魔の里を描くため、単なる原作再走ではありません。ハーメルンの推薦でも「紅魔族好き」「めぐみん好き」「ゆんゆん好き」に向く作品として紹介されています。原作キャラクターを保ったまま大規模なIFを読みたい人にとって、基準になる一本といえるでしょう。

原作メンバーの性格を少し変えたIFなら『このおかしな仲間に祝福を!』

俊海氏の『このおかしな仲間に祝福を!』も、長編の『このすば』二次創作を探しているなら候補に入れたい作品です。[参照:ハーメルン]

基本設定は「カズマが出会う仲間たちの性格が少しずつ違っていたら」というもの。アクア、めぐみん、ダクネスなど原作パーティーの特徴を組み替えることで、知っているストーリーなのに人間関係や事件の解決方法が変化していきます。

確認時点で54話・約40万字、お気に入り6,000件以上となっており、かなり読み応えがあります。原作のストーリーラインを完全に捨てるのではなく、「登場人物の性格が少し違っただけで、この場面はどう変わるのか」を楽しむタイプです。

例えば原作で問題行動を起こすメンバーの性格が変化すると、カズマ自身のリーダーとしての立ち回りも変わります。カズマのツッコミやパーティー内の掛け合いを楽しみたい人には相性の良い作品です。

圧倒的な長編を読みたいなら『プリすば!』

負け狐氏の『プリすば!』は、『このすば』と『プリンセスコネクト!Re:Dive』を組み合わせたクロスオーバー作品です。[参照:ハーメルン]

設定を簡単に表現すると、カズマの仲間を原作のアクア・めぐみん・ダクネスから、プリコネ側のキャラクターへ置き換えた物語です。クロスオーバーなので『このすば』単独の二次創作とは方向性が異なりますが、カズマが癖の強い女性キャラクターに振り回される構図との相性が非常に良い作品です。

確認時点では231話、総文字数約145万字、お気に入り8,900件以上という非常に大規模な作品になっています。短いSSでは物足りず、腰を据えて何日も読める作品を探している人には特に向いています。

一方でプリコネ側のキャラクターが多数登場し、独自設定や改変も含まれます。そのため純粋な原作再現型を求める場合より、「カズマというキャラクターを別のパーティーへ放り込んだらどうなるか」という発想を楽しめる人向けです。

魔王討伐後のカズマを楽しめる『この素晴らしいダンジョンにカズマさんを!』

ぽーぴー氏の『この素晴らしいダンジョンにカズマさんを!』は、『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』と『このすば』のクロスオーバーです。[参照:ハーメルン]

特徴は、魔王討伐後のカズマが登場すること。原作を通して培った経験や能力を持つカズマが『ダンまち』側の人物を振り回していく、ギャグ色の強い構成になっています。

確認時点で33話・約24万字、お気に入り6,600件以上。タグにも「基本ギャグ」「原作崩壊」「キャラ崩壊」と明記されているため、シリアスなクロスオーバーというより、カズマの行動によって別作品の世界が引っかき回される展開を楽しむ作品と考えるとよいでしょう。

『カズマのターン』が好きな人にとって注目しやすいポイントは、環境が変わってもカズマを物語の中心に据えていることです。「この世界にカズマを入れたらどうなる?」というタイプの二次創作が好きなら有力候補になります。

死に戻り・再攻略系なら『あの素晴らしい世界に帰るため』

桃玉氏の『あの素晴らしい世界に帰るため』は、魔王討伐直後を起点とする長編IFです。[参照:ハーメルン]

物語は、魔王討伐直後に死亡したカズマが蘇生できなくなり、過去へ飛んで歴史を改変することになるところから始まります。「魔王討伐後」「逆行?」「死に戻り?」などのタグが付けられており、原作を知っているからこそ楽しめる再構築型の二次創作です。

原作のイベントをそのまま繰り返すのではなく、既に経験を持つカズマが過去へ戻ることで状況が変わっていく点がポイントです。ゲームでいう「強くてニューゲーム」に近い設定が好きな人や、原作知識を利用して展開を変えていく作品が好きな人に向いています。

カズアク派なら『魔王討伐後の恋する乙女なアクア様』

長編IFとは違い、キャラクター同士の関係を掘り下げる作品にも良作があります。クロワッサンチョコ氏の『魔王討伐後の恋する乙女なアクア様』は、Web版の魔王討伐後を題材にしたカズマ×アクア系の作品です。[参照:ハーメルン]

原作では恋愛関係になりそうでならない独特の距離感を持つカズマとアクアですが、この作品では魔王討伐後のアクアの感情に焦点が当てられています。

長大な冒険ものではなく、原作終了後の「もしも」を補完する感覚で読みやすい作品です。原作世界そのものを大きく改変する作品より、キャラクターの関係性をもう少し見たい人に適しています。

カズアクを物語としてじっくり読みたいなら『この意味深な光画に導きを!』

ショウ=ヘイ氏の『この意味深な光画に導きを!』は、カズマとアクアの関係をミステリー風に描いた完結作品です。ハーメルン掲載版と同内容の作品がカクヨムにも公開されています。[参照:カクヨム]

アクアが時折見返している一枚の写真を起点に物語が展開し、全8話・約7万字で完結しています。

日常系の短いカップリングSSとは異なり、一本のストーリーとしてカズアクを読みたい場合に向いています。ギャグ中心の『このすば』二次創作を何本か読んだあと、少し違う雰囲気の作品を挟みたい場合にも読みやすいでしょう。

エリス・クリスが好きなら『心憂い天運に一縷の望みを!』

同じくショウ=ヘイ氏による『心憂い天運に一縷の望みを!』は、カズマ×エリス、カズマ×クリス方面を掘り下げた作品です。[参照:カクヨム]

「女神は恋をしてはならない」という設定を軸に、エリスが女神としての立場とカズマへの感情との間で揺れる物語になっています。全19話・約15万字で完結しているため、未完作品を避けたい人にも選びやすい作品です。

原作ではクリスとしてカズマと行動する場面も多く、二人の相性の良さに魅力を感じた読者には興味深いIFです。ギャグだけでなく恋愛や心理描写を重視した『このすば』二次創作を読みたい場合の候補になります。

おすすめ作品をタイプ別に比較

作品 タイプ 向いている読者
この素晴らしい世界に爆焔を! カズマのターン 紅魔族転生IF カズマ中心・原作風ギャグが好き
このおかしな仲間に祝福を! 性格改変IF 原作パーティーの掛け合いが好き
プリすば! プリコネとのクロスオーバー 超長編・別パーティーのカズマを見たい
この素晴らしいダンジョンにカズマさんを! ダンまちクロス 魔王討伐後のカズマ・ギャグ重視
あの素晴らしい世界に帰るため 逆行・死に戻り系 原作再攻略型IFが好き
魔王討伐後の恋する乙女なアクア様 カズアク 魔王討伐後の関係を見たい
この意味深な光画に導きを! カズアク・ミステリー 恋愛とストーリー性を重視
心憂い天運に一縷の望みを! カズエリ・カズクリ エリス/クリスが好き

『カズマのターン』に近い作品を探すときのポイント

『カズマのターン』が好きだった場合、「このすば二次創作」という条件だけで検索するより、何が面白かったのかを分解すると次の作品を見つけやすくなります。

特に重要なのは、カズマが主人公であること、原作から設定が変わっていること、変更後もカズマの性格が極端に別人になっていないこと、ギャグとシリアスの両方があることです。

この条件なら、まず『このおかしな仲間に祝福を!』が比較的入りやすく、クロスオーバーにも抵抗がなければ『この素晴らしいダンジョンにカズマさんを!』、大量に読みたいなら『プリすば!』へ進むという順番が考えられます。

ハーメルンで良作をさらに探す方法

ハーメルンには『このすば』関連だけでも非常に多くの二次創作があります。検索時には「この素晴らしい世界に祝福を!」だけでなく、「カズマ」「魔王討伐後」「カズめぐ」「カズアク」「カズエリ」「クロスオーバー」などのキーワードを組み合わせると好みに近い作品を絞れます。[参照:ハーメルン検索]

また、評価点だけを見るより投票者数・お気に入り数・感想数・総文字数を合わせて見るのがおすすめです。投票者が数人だけの10点作品と、数百人から評価されて高得点を維持している作品では意味が異なるためです。

長編を探す場合は「長編」「完結」などで絞り込み、短時間で読みたい場合は短編を選びます。さらに好きな作品のページにある推薦や、その作品を推薦しているユーザーの読書傾向をたどると、検索上位に出てこない作品を発見できることがあります。

原作再現度だけが「上質」の基準ではない

二次創作では、原作そっくりの文章ほど優れているとは限りません。原作キャラクターを利用しながら「原作では起きなかった状況」を成立させられることも二次創作ならではの面白さです。

『カズマのターン』はまさにその例で、カズマを16年前の紅魔族にするという大幅な改変を行いながら、「その環境でカズマならどうするか」という部分に面白さがあります。

一方、『このおかしな仲間に祝福を!』は人物の性格、『あの素晴らしい世界に帰るため』は時間軸、『プリすば!』や『この素晴らしいダンジョンにカズマさんを!』は所属する世界そのものを変更しています。どれも改変するポイントが違うため、同じ『このすば』二次創作でも読後感はかなり異なります。

二次創作を読む際は原作のネタバレにも注意

『このすば』二次創作の中には、書籍版最終巻やWeb版完結後を前提にした作品があります。アニメだけを視聴している場合、原作で後に判明する設定やキャラクターの関係、魔王討伐に関する情報などを先に知ってしまう可能性があります。

特に「魔王討伐後」「17巻以降」「Web版完結後」などと書かれている作品はネタバレを含む可能性が高いため、原作をこれから読む予定ならタグとあらすじを確認してから読むのがおすすめです。

逆に原作を最後まで読んでいる人なら、魔王討伐後を描く二次創作は「もっとこのメンバーの物語を読みたい」という需要を満たしてくれます。

まとめ:カズマ中心ならIF作品から探すと良作に出会いやすい

『このすば』には非常に多くの二次創作があるため、一律に順位を付けるより、自分が読みたい方向から絞り込むほうが良作を見つけやすくなります。

『この素晴らしい世界に爆焔を! カズマのターン』のような作品が好みなら、まず『このおかしな仲間に祝福を!』、次にクロスオーバーを許容できるなら『この素晴らしいダンジョンにカズマさんを!』や『プリすば!』、逆行・再攻略ものなら『あの素晴らしい世界に帰るため』という順で探してみるとよいでしょう。

恋愛方面を読みたい場合は『魔王討伐後の恋する乙女なアクア様』『この意味深な光画に導きを!』『心憂い天運に一縷の望みを!』など、カップリングごとに探す方法もあります。

「カズマらしさ」を最優先するなら、作品タグにカズマがあり、あらすじでカズマ自身が物語を動かしている作品を選ぶのがポイントです。評価数やお気に入り数だけでなく、IFの内容、原作との距離、ギャグとシリアスの比率まで確認すると、自分にとっての「上質なこのすば二次創作」に出会いやすくなります。

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