Kindleで漫画や電子書籍を読んでいると、画面を横向きにした際に左右2ページの「見開き表示」になり、1ページずつ大きく読みたいと感じることがあります。特に漫画は文字が小さくなりやすいため、タブレットでも単ページ表示を使いたい場面があります。
2026年8月現在、Kindleの表示方法は使用している端末、Kindleアプリ、本の形式、画面の向きによって変わります。通常の文字中心の電子書籍と、固定レイアウトで制作された漫画でも設定の自由度が異なるため、「どの本でも共通のボタンを押せば必ず単ページになる」という仕組みではありません。
この記事では、Kindleを1ページずつ表示するために確認したい設定と、漫画だけ見開きになってしまう場合の対処法、設定項目が見つからない理由まで整理します。
- Kindleの見開き表示と1ページ表示は本の形式によって仕組みが違う
- 最も簡単なのは画面を縦向きにして読む方法
- iPhone・iPadのKindleアプリで1ページ表示にするには
- Androidスマートフォン・タブレットの場合も縦向きを確認する
- 文字中心のKindle本なら「列」の設定も確認する
- 漫画では「1列」にしても解決しないことがある
- 横向きのまま漫画を必ず1ページ表示にできるとは限らない
- 見開きページそのものは1ページとして扱われる場合がある
- ダブルタップするとコマ単位で読める漫画もある
- Kindle端末では「Aa」から画面方向を確認できる
- 単ページ設定が見つからないときの確認ポイント
- 2026年8月時点で覚えておきたい結論
- まとめ:漫画なら縦向き、小説なら「Aa」のレイアウト設定を確認
Kindleの見開き表示と1ページ表示は本の形式によって仕組みが違う
最初に知っておきたいのが、Kindle本には表示方法の異なる複数の形式があることです。小説など文字サイズを自由に変更できる「リフロー型」と、漫画など1ページのレイアウトが固定されている「固定レイアウト」では、読書画面の動作が異なります。
AmazonのKDP公式資料によると、漫画では出版社・制作者側がページを「見開きページ」または「単ページ」として設定できます。また、対応する端末で横向きに読む場合、見開きとして指定されたページは紙の本を開いたように並べて表示されます。[参照:Amazon Kindle Createでのマンガの準備]
つまり、読者側の設定だけでなく、電子書籍そのものに設定されているレイアウト情報も表示方法に影響します。この点を理解しておくと、「別の本ではできたのに、この漫画だけ1ページ表示にできない」という現象も理解しやすくなります。
最も簡単なのは画面を縦向きにして読む方法
漫画を1ページずつ表示したい場合、まず試したいのが端末を縦向きにする方法です。Amazonの漫画制作仕様では、見開きページは対応端末で横向きに読んだ際に並べて表示される一方、端末を縦向きにするとページが個別に表示される仕様が案内されています。[参照:Amazon KDP]
例えばiPadなどの大きなタブレットを横向きにすると2ページが並ぶ漫画でも、端末を90度回して縦向きにすると、基本的には1ページを画面いっぱいに近い状態で表示できます。
そのため「見開きを解除する設定が見つからない」という場合には、最初に端末の画面回転ロックを解除し、Kindleアプリを開いた状態で縦向きへ変更してみるのがおすすめです。
iPhone・iPadのKindleアプリで1ページ表示にするには
iPhoneは画面が比較的小さいため、漫画では基本的に単ページで読む場面が中心です。一方、iPadのように画面が大きな端末では、横向きにした際に見開き表示になることがあります。
iPadで漫画を1ページずつ読みたい場合は、まずiPadを縦向きにして表示を確認します。画面が回転しない場合は、iPad側で画面の向きがロックされていないか確認します。
なお、Kindleアプリのメニュー構成はアップデートで変更されることがあります。また、表示される項目は書籍形式によって異なります。「レイアウト」などの設定を開いても単ページ・見開きを直接切り替える項目がない漫画では、縦向き表示が事実上もっとも簡単な単ページ表示方法になります。
Androidスマートフォン・タブレットの場合も縦向きを確認する
Android版Kindleでも考え方は同じです。スマートフォンでは単ページ表示が中心ですが、大画面タブレットを横向きにすると漫画が見開きになる場合があります。
その場合はAndroid端末の自動回転を有効にし、Kindleを縦向きで使用します。機種によって「自動回転」「縦向き」「画面の回転」など設定名が異なります。
例えば横長のAndroidタブレットで2ページが左右に並んでいる場合、端末を縦向きにすると1ページが大きく表示されることがあります。単ページで漫画を読むことを優先するなら、まずこの方法を試すとよいでしょう。
文字中心のKindle本なら「列」の設定も確認する
小説や実用書など、文字サイズを自由に変更できるリフロー型のKindle本では、漫画とは別の設定があります。対応するKindle読書アプリでは、読書画面の「Aa」からレイアウト関連の設定を開き、「列」を1列または2列から選択できる場合があります。
Amazonのアクセシビリティに関する公式案内でも、Kindle読書アプリの「Layout」タブには「Column」があり、2列形式と1列形式を選択できることが説明されています。[参照:Amazon Kindle Reading Apps]
横向きのタブレットで小説が新聞のように左右2列へ分割されている場合は、漫画の見開きとは仕組みが違います。この場合は「Aa」→「レイアウト」→「列」に相当する設定から1列を選択できるか確認します。
漫画では「1列」にしても解決しないことがある
ここは間違えやすいポイントです。文字中心の本で利用できる「1列・2列」という設定と、漫画の「単ページ・見開き」は同じものではありません。
漫画はページ全体を画像に近い形で扱う固定レイアウトが採用されることが多いため、文字主体の本で利用できるフォント、余白、行間、列などの設定が表示されなかったり、変更できなかったりします。
したがって「ネットで『Aaから1列にすればよい』と見たのに、自分の漫画にはその設定がない」という場合でも、アプリの故障とは限りません。読んでいる本の形式が違う可能性があります。
横向きのまま漫画を必ず1ページ表示にできるとは限らない
「タブレットは横向きで持ちたい。ただし漫画は左右2ページではなく1ページだけ表示したい」という使い方では注意が必要です。
Amazonの固定レイアウト仕様では、漫画などで縦画面では1ページ、横画面では2ページを並べて表示する形式があります。Amazonの電子書籍フォーマットに関する公式資料でも、固定フォーマット仮想ビューでは「縦画面表示では一度に1つのページ」「横画面表示では2つのページが並べて表示」と説明されています。[参照:Amazon 電子書籍の変換フォーマット]
そのため、横向きを維持したまま強制的に全作品を単ページ表示にすることは、書籍形式や利用環境によってはできません。単ページを優先する場合は縦向きにするのが確実性の高い方法です。
見開きページそのものは1ページとして扱われる場合がある
漫画には、もともと左右2ページを使って描かれた大きな「見開き絵」があります。この場合は単純に中央で分割すると、作者が意図した構図が崩れてしまいます。
Kindleの漫画では出版社側が「見開きページ」と「単ページ」を設定できるため、通常ページと見開きページで表示動作が変わる場合があります。
例えば通常の会話シーンは1ページずつ進み、迫力のある戦闘シーンだけ左右いっぱいの見開きとして表示される、といった構成です。このような表示は作品データ側の設定によるものなので、ユーザー設定だけで自由に分割できないことがあります。
ダブルタップするとコマ単位で読める漫画もある
単ページ表示でも文字が小さく感じる場合は、対応作品で利用できるPanel ViewやGuided Viewも選択肢になります。
Amazonの公式資料では、対応するKindle Comicsにはコマを画面いっぱいに拡大し、設定された順番に移動して読めるGuided Viewがあります。[参照:Amazon Guided View]
これは「1ページずつ読む」という方法とは異なりますが、スマートフォンなどの小さい画面で漫画を読む際には便利です。ただし、すべての漫画で利用できる機能ではありません。
Kindle端末では「Aa」から画面方向を確認できる
Kindle電子書籍リーダーでは、対応する文字主体の書籍を読んでいる際、画面上部をタップしてツールバーを表示し、「Aa」から表示設定へ進めます。
AmazonのKindle電子書籍リーダー向け公式ヘルプでは、「Aa」内のLayoutタブから縦向き・横向きの画面方向を選択できることが案内されています。[参照:Amazon Kindle E-Reader表示設定]
ただしAmazon自身が、利用できる表示設定はKindleのモデルによって異なると案内しています。さらに漫画など固定レイアウトの作品では通常の書籍とは設定項目が異なるため、使用しているKindle端末と作品の組み合わせによって操作できる範囲が変わります。
単ページ設定が見つからないときの確認ポイント
Kindleで見開きを解除できない場合は、設定画面を探し続けるより、原因を順番に切り分けるほうが早く解決できます。
- 端末が横向きになっていないか:漫画ならまず縦向きへ変更する
- 画面回転がロックされていないか:iPad・Androidタブレット本体の設定を確認する
- 漫画なのか文字主体の本なのか:利用できるレイアウト設定が異なる
- 別のKindle本でも同じか:特定作品だけなら書籍側のレイアウト仕様である可能性が高い
- Kindleアプリが最新版か:古いバージョンを利用している場合はアップデートする
特に有効なのが「別の本で試す」方法です。同じ端末・同じKindleアプリでも、作品Aでは単ページになるのに作品Bでは見開きになるのであれば、本に設定されたフォーマットやページ属性が影響している可能性があります。
反対に、複数の作品がすべて同じように見開きになるなら、端末の向きやアプリ側の表示設定を確認する価値があります。
2026年8月時点で覚えておきたい結論
Kindleで「見開きではなく1ページずつ読みたい」ときは、漫画と文字主体の本を分けて考えることが重要です。漫画の場合、まず端末を縦向きにするのが最も簡単です。Amazonの公式仕様でも、対応する漫画では横向きで見開き、縦向きで個別ページとして表示される仕組みが確認できます。
一方、小説などのリフロー型書籍が横向きで2列表示されている場合は、Kindleアプリの「Aa」からレイアウト設定を開き、「列」を1列へ変更できる場合があります。これは漫画の見開き設定とは別物です。
そして重要なのが、すべてのKindle本を、すべての端末で、横向きのまま強制的に1ページ表示へ変更できるわけではないという点です。漫画などの固定レイアウト作品では出版社側が見開き・単ページの情報を設定でき、利用端末や書籍形式によって読者側で変更できる範囲が異なります。
まとめ:漫画なら縦向き、小説なら「Aa」のレイアウト設定を確認
2026年8月現在、Kindleを1ページずつ表示したい場合、漫画なら最初に端末を縦向きへ変更してみるのが基本です。横向きでは見開きになる作品でも、縦向きでは1ページずつ表示される場合があります。
小説・実用書など文字サイズを変更できる本で左右2列になっている場合は、「Aa」からレイアウト関連の設定を開き、「列」を1列へ変更できるか確認します。
それでも変更できない場合は故障とは限らず、作品自体が固定レイアウトで制作されている可能性があります。Kindleは本のフォーマットによって利用できる表示設定が異なるため、「縦向きにする」「Aaのレイアウトを確認する」「別の本でも試す」という順番で確認すると、見開き表示の原因を判断しやすくなります。


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