卒論を執筆する際、参考文献の取り扱いは非常に重要です。特に、電子書籍(Kindle版)を利用する場合、ページ数の記載方法に悩むことがあります。今回は、Kindle版を使って参考文献を引用する際の注意点や、ページ数の取り扱いについて解説します。
Kindle版の引用について
Kindle版を参考文献として引用する際、最も困る点はページ数が通常の書籍と異なることです。電子書籍は画面サイズやフォントによって表示される内容が異なるため、ページ番号が固定されていない場合が多く、特に学術論文ではページ数を明記する必要があるため、引用時に混乱を招きやすいです。
Kindle版を使用する場合、ページ数が「位置番号」として表示されることがありますが、これは通常のページ数とは異なり、一般的に学術論文では推奨されない形式です。そのため、ページ数を記載するのが義務付けられている場合、Kindle版の使用は少し問題が生じることがあります。
ページ数を明記するために考慮すべき点
もし、どうしてもKindle版を使用したい場合は、引用する際に「位置番号」を使うこともできますが、その場合は「ページ数不明」と記載することが一般的です。また、電子書籍の引用方法に関しては、指導教授や学校のガイドラインを確認することが重要です。
また、電子書籍にはしばしば「Kindle版」「EPUB版」「PDF版」などの異なる形式が存在するため、どのフォーマットで引用するかを明確にすることが推奨されます。電子書籍の種類によって、引用の際の扱いが異なることがあります。
ハードカバーを選ぶべきか
もし、ページ数の扱いに悩んでいるのであれば、やはりハードカバーなどの紙の本を選ぶのが最も安全です。紙の書籍ではページ数が固定されており、学術論文や卒論でも問題なく引用できます。しかし、コスト面でKindle版が安価であるため、予算に合わせた選択をすることも一つの方法です。
また、ハードカバーの本が必要な場合でも、図書館にあるかを確認したり、中古本を探したりして、できるだけコストを抑えることも可能です。
まとめ:Kindle版の利用について
結論として、Kindle版を利用する際にはページ数が固定されていないため、注意が必要です。学術論文や卒論で引用する場合、ページ数を正確に記載することが求められるため、ハードカバーを選んだ方が無難です。
もしどうしても電子書籍を使いたい場合は、学校の指導教員に確認するか、引用方法に関するガイドラインを調べて、位置番号を代わりに記載する方法を検討してください。卒論や学術的な文書では正確な引用が求められるため、慎重に選択することをお勧めします。
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