本が百万部売れた場合、著者や出版社にどれくらいの収入が入るのか、気になる方も多いでしょう。特に、価格が1500円の本であれば、その収入を計算することで、おおよその利益を見積もることができます。この記事では、1500円の本が百万部売れた場合の収入について、実際の計算方法を解説します。
本の販売価格と収入の仕組み
本が販売される際、定価(この場合は1500円)から、出版社や流通業者、書店に支払われる分が差し引かれます。一般的には、著者が受け取る印税は、本の定価の10%〜15%程度とされています。例えば、1500円の本の場合、著者が受け取る印税はおおよそ150円〜225円となります。
そのため、本が1冊売れるごとに、著者が得られる金額は、この範囲内となります。では、百万部売れた場合の収入を計算してみましょう。
百万部売れた場合の著者の収入
百万部売れるというのは、大ヒット書籍の一例ですが、1500円の本が百万部売れた場合、著者が得られる印税収入は次のように計算できます。
例えば、1冊あたり著者が得る印税が150円だと仮定します。この場合、百万部が売れた場合の収入は以下の通りです。
150円 × 1,000,000部 = 150,000,000円(1億5000万円)
もし、著者が得る印税が225円だと仮定すると、収入は以下のようになります。
225円 × 1,000,000部 = 225,000,000円(2億2500万円)
出版社や書店の取り分
もちろん、出版社や書店にはさらに多くの取り分があるため、実際に著者の手に渡る金額は、上記のような額のすべてではありません。出版社は、印刷費用や流通費用、広告費などさまざまな経費を差し引いた後に、著者に印税を支払います。
書店も販売価格から一定の割合を受け取ります。例えば、書店の取り分は販売価格の30%〜40%程度と言われています。つまり、1500円の本が書店に販売された場合、書店が受け取る金額は450円〜600円程度となります。
まとめ
1500円の本が百万部売れた場合、著者の印税収入は、おおよそ1億5000万円から2億2500万円の範囲になると考えられます。もちろん、これには出版社や書店の取り分が含まれており、著者が受け取る最終的な金額はその一部となります。それでも、百万部の売上は著者にとって大きな収入となることは間違いありません。
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