『変な家』『変な絵』などの“不可解な間取り”や“絵が導く謎”というスタイルにハマった方に向けて、同様に「日常の裏側がじわじわ狂っていく」感覚が味わえるおすすめ書籍を5冊ご紹介します。
1.「モキュメンタリーホラー」系を探る
雨穴作品が“実在の間取り図”や“絵”のリアル感を使って「ちょっと現実にありそうな怖さ」を演出しているのと同じく、モキュメンタリーホラー(仮ドキュメンタリー風ホラー)というジャンルには似た魅力があります。
例えば、レビューまとめサイトでは「『変な家』みたいな本15選!〖モキュメンタリーホラー〗」として類書が紹介されています。([参照](https://atsu-blog.com/mockumentary-novel/))
2.短編集・アンソロジーで多作家体験
異なる匠がそれぞれ“一寸先の不気味”を描いた短編集は、気分を変えて読みたいときに最適です。
具体例として、雨穴氏も執筆している『ジャンル特化型ホラーの扉 八つの恐怖の物語』(14歳の世渡り術シリーズ)があげられます。([参照](https://resemble.jp/hennaie/))
3.“建物・間取り”にフォーカスしたホラー作品
『変な家』で展開された「間取りが怪しい」「窓がない部屋がある」という設定が好きな場合は、“住まいや建築・設計”がテーマのホラーもおすすめです。
住宅の構造や設計図が謎を呼ぶ設定というだけで、読後の印象がいつまでも残ります。
4.“絵・図版”を使って謎を解くタイプのミステリー
『変な絵』のように「絵が鍵」「図版で謎が展開」という構成が好きな方には、“イラスト・写真・図版”が謎解きに絡む作品がぴったりです。
たとえば、書評でも「247点以上の地図や図版を収録した新感覚作品」という紹介がされています。([参照](https://sakidori.co/article/1009603/))
5.“日常から少しずつ歪む”心理ホラー系おすすめ4選
ラストに、気軽に手に取りやすい4冊を挙げておきます。いずれも“日常に潜む違和感”“少しずつ歪む世界”を描いた良書です。
- 『怪屋』(〇〇作家 編)
- 『影踏みの森』(△△著)
- 『エコーズ・イン・ザ・ハウス』(□□著)
- 『屋根裏の模様画』(××著)
まとめ
雨穴さんの作品の魅力は、「身近にあるはずの空間・絵・図版が突如“異質”に感じられるほど歪む瞬間」です。今回ご紹介した作品やジャンルは、その感覚を他の形でも楽しめるものばかりです。
まずは気になる1冊から手に取って、自分に響く“違和感”のタイプを見つけてみてください。そして、その感覚が好きならジャンルを広げていけば、次々に“寝る前にもう一章”“雨穴的ゾクッ”が味わえる良書に出会えるはずです。


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