ラノベ新人賞を目指して執筆している方にとって、審査に通るためには作品の内容や方向性を見直すことが重要です。今回の質問では、審査に落ちた作品について、特にキャラクター設定やテーマの変更を検討しているようです。ここでは、その点について具体的なアドバイスを提供します。
1. 外国人キャラクターの描写について
質問者は、登場する外国人キャラクターが極悪人ばかりである点について懸念しているようです。確かに、現代社会においては外国人キャラクターを極悪人として描くことは偏見を助長する可能性があり、注意が必要です。そのため、外国人キャラクターの描写を改善し、より多様で人間らしいキャラクターにすることが大切です。日本人に変更する案も一つの方法ですが、可能であれば、外国人キャラクターの描写を偏りなく、様々な背景を持つキャラクターを登場させることで、ストーリーに深みを持たせることができるでしょう。
2. クトゥルフ神話の影響を受けすぎている問題
クトゥルフ神話の影響が強すぎるという点については、オリジナリティを確保するために創作神話への変更を検討することは良いアイディアです。確かに、あまりにもパクリと捉えられれば、作品全体の評価に影響を及ぼします。新たに独自の神話体系を作り上げることによって、より新鮮で独自性のある作品になるでしょう。オリジナリティを出すためには、既存の神話を参考にしつつ、自分なりの創造的な要素を加えていくことが大切です。
3. ラストバトルのパロディ要素
ラストバトルがパロディであることに関しては、パロディの要素を極力抑えることで、作品の真剣さや本気度が伝わりやすくなります。パロディは、ユーモアを加えるために有効ですが、物語のテーマやトーンに合っていない場合、読者の没入感を削いでしまうこともあります。最終的に作品が伝えたいメッセージに集中し、パロディ的な要素を調整することが、より洗練された作品を作り上げるためのポイントです。
4. 作品を改良するための具体的な方法
作品を改善するためには、まずは自分の強みと弱みを見極め、どの部分が読者に刺さりやすいのかを考えることが重要です。上記の改善点を取り入れつつ、以下の点にも気を配りましょう。
- キャラクターの成長と内面の描写:キャラクターが成長していく過程を丁寧に描くことで、読者が感情移入しやすくなります。
- 物語のテーマを明確にする:作品のテーマやメッセージが明確であれば、読者に伝わりやすくなります。
- 細部の描写を工夫する:背景や世界観の描写に力を入れることで、読者が物語に没入しやすくなります。
まとめ
作品を改善するためには、他の作品に影響を受けすぎないこと、オリジナリティを出すこと、そして物語の本質を大切にすることが重要です。質問者のように、自分の作品に自信を持つことは素晴らしいことですが、審査員や読者にどのように伝わるかを考えることも大切です。改良を重ねて、より多くの人に楽しんでもらえる作品を作り上げましょう。


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