2000年代の終わり頃に、少女漫画誌「ちゃお」や「ショーコミ」などで読まれたホラー特集。多くの怖い物語が短編として掲載され、その中で今も記憶に残る作品があります。今回は、2009年~2010年ごろの「ちゃおDX」ホラー特集に掲載されたと思われる、幽霊が絡んだホラー短編について触れます。
物語の概要
主人公は高校生か中学生くらいの女の子。ある日、オカルトクラブ、もしくは探偵部のような部活に入部することになります。この部活には女子メンバーが2人、男子メンバーが2人おり、活動内容はオカルトや怪奇現象を調査すること。
その部活の部室が古い旧校舎にあることが判明しますが、実はその部活のメンバー全員が幽霊で、主人公はその幽霊たちにあの世へと引き込まれそうになります。唯一、主人公を遠ざけようとする男子が現れ、その理由を聞いた主人公は、その男子がかつて学校の窓辺にいた自分に笑いかけてくれたからだという事実を知ります。
重要なシーンと展開
物語はその後、主人公が助けられた後、無事に生還することが描かれます。そして、最後に図書室で昔の卒業アルバムを見つけ、そこで部活のメンバーが生前どういう姿をしていたかが分かるシーンで終わります。卒業アルバムには、幽霊になった彼らの姿が写っており、主人公はその人物たちを改めて認識します。
作品の特徴
この作品の魅力は、何と言っても「幽霊と生者の繋がり」といったテーマを扱った点です。怖いだけではなく、感動的で心温まる要素も含まれており、少年少女の成長や大切な人との関係がテーマになっているため、ただのホラーにとどまらず深みがある物語です。
読みどころとオススメポイント
この作品は初心者でも安心して読める短編ホラーです。幽霊の存在が単なる恐怖の源ではなく、過去の出来事を知ることで感情の変化や成長を見せる部分に注目しましょう。ホラーと感動のバランスが絶妙で、読後に心に残るものがあります。
まとめ
2009年~2010年ごろの「ちゃおDXホラー特集」に掲載された、部活の幽霊たちが織り成すホラー短編は、今も多くの読者の記憶に残る作品です。もしこの作品を再び読みたい場合、関連する書籍や過去の号を探すと、再販されたり、デジタル版で手に入る場合もあります。今もその名作に触れて、改めてその怖さと感動を感じてみてください。
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