面白い漫画をコピー用紙に鉛筆で描いて公募に応募する場合、編集者はどう思う？

友達が描いた面白いエッセイ漫画をコピー用紙に鉛筆と色鉛筆で描いたということですが、この場合、編集者からどう見られるかが心配ですよね。デジタルやペン入れが苦手でも、そのまま公募に応募して大丈夫なのでしょうか？本記事では、漫画公募への応募における作品のクオリティとアプローチについて考えてみましょう。

1. 公募に応募する際の重要なポイント

漫画公募において最も重要なのは、まず作品の「面白さ」と「アイディア」です。確かに、絵が完璧でなくても、アイディアやストーリーが強力であれば、応募者の魅力が伝わる可能性は十分にあります。しかし、作画の質も見過ごせない要素ではあります。

例えば、編集者や審査員は、作品が商業化する可能性を考慮しているため、作画のクオリティやプロフェッショナリズムを重視することがあります。デジタルでペン入れをしなくても、手描きの魅力が伝われば良いですが、あまりにもラフすぎると伝わりにくいかもしれません。

コピー用紙に鉛筆と色鉛筆で描いた場合、印刷や製本を前提にした仕上がりには向かないかもしれません。とはいえ、作品の雰囲気やコンセプトがしっかりしていれば、手書きの温かみや独自のスタイルが魅力となることもあります。

特に、エッセイ漫画やストーリー性が重要な場合は、画風にこだわり過ぎず、内容にフォーカスすることが大切です。『ねこむらさん』のようなタッチが好まれる場合もありますが、クオリティは一貫して求められることが多いため、最低限の丁寧さが求められることを考慮しましょう。

『角川のコミックエッセイ公募』では、面白さやユニークさが重視されるため、形式にこだわらず応募できる点が魅力です。ここでは、アイデアやストーリーが重要視されるため、画質や描写がやや粗くても問題視されない場合があります。

ただし、応募する際は、内容がしっかりと伝わるように最低限の作画の丁寧さは求められます。もし、作品を提出する際に少しでも気になる点があれば、編集者や友人に見せてフィードバックをもらうことをおすすめします。

最終的に、公募において重要なのは、作品の「面白さ」と「独自性」です。鉛筆で描かれたエッセイ漫画でも、伝えたいことがしっかりと描かれていれば、十分に魅力的な作品として受け入れられるでしょう。

デジタルツールやペン入れが苦手でも、作品に対する情熱や工夫が伝わる形で応募すれば、必ずしも絵のクオリティだけが決定的な要素ではないことを覚えておきましょう。面白いストーリーをしっかりと伝えることこそが、最も大事なポイントです。