Kindle ペーパーバックでB6サイズの本を作成したいと考えている方に向けて、原稿サイズの設定方法と注意点を解説します。特に、仕上がりサイズがB6に近い場合、適切な原稿サイズを設定することが重要です。
1. Kindle ペーパーバックのサイズ設定について
Kindle ペーパーバックの仕上がりサイズをB6にする場合、原稿サイズの設定には注意が必要です。ペーパーバックの仕上がりサイズとは、実際に印刷される本のサイズで、原稿サイズはそれに合わせて設定します。
B6サイズの仕上がりを希望する場合、通常は原稿のサイズに3mm程度の余白(トンボなど)を追加する必要があります。これにより、印刷後の裁断時に余分な部分が切り落とされます。
2. 原稿サイズの計算方法
B6サイズの仕上がりを目指す場合、標準的なB6サイズの寸法は12.8cm × 18.2cmです。これに+3mmの余白を加えることで、原稿サイズは13.4cm × 18.8cmとなります。
したがって、あなたの認識通り、「12.8cm×18.2cm → 13.4cm×18.8cm」という計算は正しいです。余白部分は印刷時にカットされるため、余分な情報や重要な部分が裁断されないよう注意が必要です。
3. トンボ(裁ち落とし)と余白の設定
Kindle ペーパーバックでは、仕上がりサイズに合わせて原稿にトンボ(裁ち落とし)の設定をする必要があります。トンボは、余白部分を考慮したデザインを行い、印刷後に切り落とされても問題がないようにするためのガイドラインです。
原稿サイズに+3mmの余白を加えることで、仕上がりの裁断ラインがきれいに調整されます。トンボは、通常、原稿の四隅に配置します。これにより、ページが切り落とされる際に重要な部分が削られないようにすることができます。
4. 原稿作成時の注意点
原稿を作成する際には、解像度やフォントサイズ、画像の配置に注意を払いましょう。また、ページ番号や余白、トンボの位置も確認しておくことが重要です。
さらに、Kindle Direct Publishing(KDP)のガイドラインに従い、テンプレートやツールを使用することで、最適な設定を簡単に行うことができます。特に、トンボや余白が重要な場合、KDPが提供するPDFテンプレートを活用すると、安心して原稿を作成できます。
まとめ
Kindle ペーパーバックでB6サイズを希望する場合、原稿サイズを13.4cm × 18.8cmに設定し、+3mmの余白を加えることが正しい方法です。また、トンボ(裁ち落とし)を設定して、仕上がりサイズに合わせたデザインを行いましょう。これにより、印刷された本がきれいに仕上がり、必要な部分が切り落とされることなく印刷されます。ガイドラインに従い、慎重に設定を行い、素晴らしいペーパーバックを作成してください。
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