「大人のための国語ゼミ」と「まったくゼロからの論理学」：どちらがより優しいか？

脳梗塞の後遺症として失語症を抱えながらも、リハビリ中にややこしくない小説が読めるようになったとのこと、素晴らしい進展ですね。質問にある野矢茂樹先生の著作「大人のための国語ゼミ」と「まったくゼロからの論理学」のうち、どちらが優しいのかについて詳しく解説します。

1. それぞれの書籍の概要

まず、両書の内容を簡単にご紹介します。「大人のための国語ゼミ」は、主に日本語の使い方、語彙力を高めるための入門書として書かれています。日本語の基礎から応用まで、無理なく学べるように工夫された内容です。

一方で、「まったくゼロからの論理学」は、論理的思考を養うための書籍で、論理学の基本的な概念をゼロから学べることを目的としています。数学的なアプローチも含まれるため、少し難易度が高いと感じる方も多いでしょう。

「大人のための国語ゼミ」は、日常生活に役立つ日本語を学びたいという方にとっては比較的読みやすい内容です。難しい言葉や専門的な内容は少なく、リハビリ中でも進めやすいでしょう。

一方、「まったくゼロからの論理学」は、抽象的な概念や問題解決のための論理的思考が求められるため、やや難解に感じる部分があるかもしれません。特に脳梗塞後のリハビリ中での学習となると、論理的な思考を必要とする内容が負担になる可能性も考慮するべきです。

リハビリ中に取り組む内容としては、「大人のための国語ゼミ」の方がより向いているかもしれません。なぜなら、この本は日常的な言語力を鍛えることができ、複雑な概念を学ぶのに比べて、無理なく進めやすいです。

論理学に挑戦したい気持ちも理解できますが、リハビリ中の脳の状態では、論理的な思考を深めるには少し時間がかかることもあります。そのため、「大人のための国語ゼミ」で言語の基礎をしっかりと固める方が、無理なく学習が進むかもしれません。

もし、すでに日本語や語彙力に自信があり、さらに深く学びたいという気持ちがあれば、「まったくゼロからの論理学」に挑戦してみるのも良いでしょう。しかし、リハビリを進めていく中で、無理なく続けやすい内容としては「大人のための国語ゼミ」が優れた選択となるでしょう。

どちらの書籍も非常に優れた内容を提供していますが、リハビリ中という状態を考えると、「大人のための国語ゼミ」の方がやさしく、無理なく学べるでしょう。徐々に学びながら、日本語の使い方を磨いていくことができるはずです。自分のペースに合わせて、焦らずに進めていきましょう。